上井草日記
小鳥のみち2020/02/16 Sun


わたしたちは十数年来「かみいぐさ雑木みちプロジェクト」に取り組んで来ました。雑木の主役は落葉樹です。雑木みちとは、細い枝先を伝う小鳥たちのための空の道でもあります。
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屋敷林のケヤキなどの落葉樹は、夏は木陰を作り、冬は十分な日差しを約束します。落ち葉は堆肥に利用されました。薪炭林としての「雑木林」も、クヌギ、コナラなどの落葉広葉樹です。
一方、強風から住まいを守るためには、アラカシなど常緑樹の高垣が作られました。シイなどの常緑樹は、一年中みどりであることから、「鎮守の森」「常磐の杜」として聖域の象徴ともされてきました。
常緑樹と落葉樹の比率には、地域性が反映していることでしょう。
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