上井草日記
株立という樹形について2020/06/04 Thu


株立は、自然と人の関わりに中から生まれる樹形です。
全国の「里山」では、昔からこの「萌芽更新」により雑木林が維持管理されてきました。
かみいぐさの庭 その182020/06/04 Thu


撮影日:2020年5月15日
場所:genro&cafe
敷地西面の様子です。
低木のヒラドツツジが見頃を迎えています。
かみいぐさの庭 その172020/06/02 Tue


撮影日:2020年5月15日
場所:井草中学校
杉並区の推薦樹種でもあるトキワマンサクによる生け垣。杉並区教育委員会による当初のプランでは、「赤花」に決まっていましたが、まちづくり上井草からお願いして「白花」に変更していただきました。赤花の場合は葉も赤黒く、白花の葉は穏やかな緑色をしています。
植栽後の数年間は、年2回のペースでまちづくり上井草で刈り込み作業を続けてきましたが、最近では学校の主事の方が、作業を引き継いで下さっています。校長先生所有の電動刈り込み機を貸して頂いているそうです。おかげさまで、年を追うごとに葉混みが密になり、生け垣としての姿も「完成」の域に近づいて来ました。
かみいぐさの庭 その162020/06/02 Tue


撮影日: 2020年5月15日
場所:井草中学校
「雑木みち」の芽吹きはさらに進みました。
公共の樹木なので、転倒防止のための支柱が設置してあります。
しかし、株立の樹形は根株の重さに対して幹が細いので、風で倒れる心配はほとんどありません。
植え込んでからすでに5年以上経過しているので、株立の支柱は撤去すべきと考えます。
かみいぐさの庭 その152020/06/01 Mon


撮影日:2020年5月10日
場所:genro&cafe
落葉樹の葉が出そろってきました。
中央のシンボルツリーは、アオハダ。
左右はエゴノキ。
グランドカバー(下草)のヒメツルニチニチソウのみどりも厚みを増してきました。
かみいぐさの庭 その142020/05/23 Sat


撮影日:2020年5月2日
場所:いぐさワニ園(上井草2丁目)
genro&cafeの並びにあるグランーらと古書のお店。
「かみいぐさ雑木みちプロジェクト」の協力実施先です。
かみいぐさの庭 その132020/05/23 Sat


撮影日:2020年5月2日
場所:四宮公園
この四宮公園も50メートル崖線沿いの崖線林の名残です。(厳密には、標高40数メートル)
木の畑として活用されなくなった雑木林は、こして喬木化してしまいます。鬱蒼として暗いので、安全への配慮から大幅に枝下ろしされました。いずれも不恰好な樹形になっているのは残念です。
本来なら根本から伐採して萌芽更新をうながすべきですが、大木になりすぎて入るので一度伐採し、新たに若木を植林すべきだと考えます。
崖線の南向きの斜面は日当たりがいいので宅地開発されるため、こうして北向きの斜面が雑木林として残っています。先にご紹介済みのどんぐり山公園、瀬戸原緑地も例外ではありません。
かみいぐさの庭 その122020/05/23 Sat


撮影日:2020年5月2日
場所:genro&cafe(かみいぐさ2−38-11)
アオダモの花
今年は4月後半から咲き始めました。
タモ材は、オーク材とんらんで木目が美しいので、家具などによく使われています。
とくにタモ材は弾力性に富むので、野球のバットに使われます。
かみいぐさの庭 その112020/05/21 Thu


撮影日:4月25日
場所:どんぐり山公園
標高50mの等高線が、この地域を通っています。
〜吉祥寺〜善福寺〜上井草〜石神井公園〜大泉〜
50メートル崖線(がいせん)ともよばれるこの地形はその昔、ここまで来ていた海が削って出来たものといわれています。
秩父の青梅付近で降った雨は、武蔵野台地の伏流水となり、この50m崖線で地上に湧出して、井の頭池、善福寺池、三宝寺池、白子川湧水などの起源となりました。
井の頭、上井草、石神井、大泉など、水に縁のある地名がこの50m崖線沿いに分布しています。
崖線の斜面は、農耕には不向きなので、木の畑にされました。「崖線林」「崖線斜面林」などと呼ばれます。写真のどんぐり山公園のコナラ林も、前回の「瀬戸原緑地」も、「崖線斜面林」のなごりです。