かみいぐさ雑木みちproject | まちづくり上井草

かみいぐさ雑木みちproject

まちづくり上井草では、自発的な緑化のネットワーク
を通じた「まちなみづくり」「景観づくり」を目指す
『かみいぐさ雑木みちproject』を推進しています。

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キーワードは「株立ち」。

「一株の林」

洋風建築にも和風建築にも合う、株立ちの雑木を使った植栽。
一株の根から複数の幹が立ち上がっている状態が「株立ち」です。複数の幹が立ち上がっているので、一株それ自体のうちにリズムが潜んでおり、空間に奥行きを与えます。雑木の「株立ち」を一株植えるために必要な土の幅は、わずか 50 センチメートルほど。

たった一株の「株立ち」を植えるだけで、そこは小さいながらひとつの林が生まれます。視界のなかにさらに別の株立ちを植えれば、二つの「林」は響き合い、補い合って、連続性のある奥行き豊かな美しいまちなみを実現することでしょう。

「一株の林」

豊かな空間

できるだけ葉の小さい、また樹形の柔らかい種類を選びます。「株立ち」ならではのたくさんの幹と緑の点描が、ふところ豊かな空間を作り出し、建物と道路の間に「見え隠れ」の関係を作り上げます。外とも内ともつかぬ奥ゆかしい空間からは、道路に対して建物をセットバックしたような効果も期待できます。

豊かな空間

季節の変化を楽しむ

常緑樹と落葉樹の配置を工夫することで、プライバシーを守りながら、木漏れ日のある生活を楽しむことができます。軒近く植えた一本の落葉樹は、夏は木陰を、冬は十分な日差しを約束します。雑木の庭は、都会の日常に四季の変化をもたらしてくれるでしょう。

季節の変化を楽しむ 季節の変化を楽しむ 季節の変化を楽しむ

歩行者もたのしい

雑木の植栽が生み出す奥行きある空間は、その家に住む者のみならず、道を行く誰もが楽しめます。雑木の庭作りには必ずしも広い面積の土地を必要としません。株立ちの幹がおのずと遠近を構成し、狭い空間ならではの奥行きを演出するからです。

歩行者もたのしい 歩行者もたのしい

環境対策として

ブロック塀の代わりに株立ちの雑木を植えることで、細分化されたまちなみに品格が備わり、奥行きと連続性が生まれます。傾斜地の多い地域では震災被害の拡大を防ぐ意味でも、またヒートアイランド・CO2対策としても有効です。

  2 雑木林の移り変わり →
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2010/08 に杉並区初の
「テーマ型まちづくり協議会」
に認定されました。